ろく先生の保育ダイアリー

30代男性保育士の日々と考えと、ときどき私生活

初めて保育士になった日。

こんばんは ろく先生です!

 

保育士になって10年超えました。

正直、未だに続けているとは思わなかった。

もう中堅ですね。

 

きっとこの4月から新人保育士として働き始めた人も多いと思います。

夢見ながらみんなキラキラしてるんだろうな。

 

僕が保育士になった4月は忙しすぎて未だに記憶が無いです。

そんな中で行事があって、月の製作があって、保育園の壁面作りがあって、日々の連絡帳を書いてとやることがあってと毎日21:00過ぎまで保育園に残ってたかも。。

 

そもそも4月になる前の新年度準備が有りすぎて休みの日は一日中やっていたと思う。

 

あの時は1回目の、保育士になったことへの後悔だったかな。

 

子どもともまだ距離があってあまり懐いてもらえなくていっぱい悩んで、保育士になって良かったのかな、向いてるのかなと思ってました。

 

それでも保育士を続けています。

 

続けられているのは、保育士をして初めて受け持ったクラスとの最後の日です。

 

僕は系列保育園への転勤で1年で子どもたちと離れることになったのですが、最後の子どものお迎えの時に、お母さんたちが「先生のおかげで男性が苦手だったのが良くなりました。ありがとうございます。」と涙を流してくれました。

 

その時には僕も泣いてしまって、1年間めっちゃ辛かったけどそれで報われたような気がして嬉しくなりました。

 

他のお母さんは、「私人見知りで、、」と最初に言われて距離があったお母さんも泣いてくれて。心を開いてくれたと思いました。

 

その時の感動が忘れられず、未だに保育士やってるのかも。

 

なにせ1番懐いていた2人子どものお母さんたちが感謝してくれて涙まで流してくれたんだもの。

 

誰かに涙を流してまで感謝を伝えられたことなんて初めてだから、このことは忘れられない。

 

確かに保護者と距離を詰めるのは、保育士の仕事の中で1番難しいかもしれません。でも、子どもとの関係が深まると自然とお母さんたちとの関係性も出来てくると思います。

 

子どもが先生のことを好きになってくれると、お母さんたちは少しずつ信頼してくれるので、子どもと毎日遊んで楽しく過ごしていくという当たり前を続けていけば、最後にはこんな感動が待っていると思います。

 

これからどれだけ悩んでも”保育士”の役割と仕事を考えて、それを続けていけば子どもは自然と先生を好きになってくれます。

 

子どもが好きなだけでは仕事は務まりませんが、まずは好きじゃないと務まりませんので、子どもと両想いになれるように頑張っていきましょう。

 

おしまい。