ろく先生の保育ダイアリー

30代男性保育士の日々と考えと、ときどき私生活

保育士に慣れましたか?

こんにちは ろく先生です。

 

新卒の方々は保育士になって2カ月が経とうとしていますね。

 

「まだ2カ月?」

「もう2カ月?」

「あぁ、そうなんだ~」

 

いろんな思いがあると思います。

 

僕は保育士になったころは「あぁそうなんだ~」でした。

 

というのも、僕は保育士になった最初の2カ月の記憶がほとんどありませんでした。全くないわけではありませんが、あとあと思い出そうとしても何をやってきたか思い出せないことが多かったです。

 

それだけ日々次から次へと舞い込む業務や行事の準備に追われていました。

 

慣れない子もまだいて、泣かれることも多かったです。

 

子どものことに関しては一緒のクラスのパートさんがフォローしてくださいましたが、行事の準備に関しては1人でしていたのでほんとに大変でした。

 

こいのぼりやひなまつりなど小さな行事はそれなりに大変でしたが、運動会や展示会、発表会など大きな行事は大変すぎて2度とやりたくないです。

 

特に展示会と発表会に関しては自宅で朝まで準備をして、1~2時間だけ仮眠をとってまた仕事に行っての繰り返しでした。

 

僕が務めていた保育園は行事に力を入れていたのでそんなことがありましたが、今は行事をやらないという保育園も増えていますね。

 

そんな日々を過ごして、きつくて1年で辞めていく同期や後輩が何人もいました。

 

その中でも心を病んで、1年を経たずして辞める方もいました。

 

昔は3年は続けたほうがいいなど言われてきましたが、そんなのはなんの意味も無いと思います。

 

結局辞めて、その後働けなるほうが辛くなりますから。

 

確かに簡単に辞めるのは、学費を出してくれた両親に悪いとかあるので、本当に辞めるなら一時の感情ではなく、数日考え抜いて気持ちが変わらないなら辞めてもいいのかなと思います。

 

心を病んでしまうとその後の人生を引きづったまま過ごしていかないといけないので。

 

かなり病んで声が出なくなって、保育園に来ようとするとフラッシュバックして出勤出来ない人もいました。

 

その人は退職して、半年後にたまたまお会いしたら笑顔になって、普通に話せるようになっていました。

 

保育士にとって子どもを第一に考えるのは当たり前のことですが、自分のことも第一に考えてもいいのかなと思いました。

 

仮に自分が居なくなっても、なんやかんや他の職員が後の仕事をしてくれるので。

 

途中で辞めることは逃げることではない、自分を守るために辞めるってことで。

 

気持ちが不安定な状態で子どもの前に出ているほうが無責任だと思っているので、本当に辛くなったら思い切って辞めるのもいいのかなと思います。

 

それでも保育士を続けたいと思ったらまたそこで頑張るか、別の保育園で働いてみるのもいいと思います。

 

僕も最初の保育園は悩んで辞めて、別の院内保育所でまた保育士やっています。

 

一緒に働いていた人で辞めたいと言っている人がいて、上司は引き止めていましたがその辞めたい理由は解決できる問題ではなかったので、僕は辞める方向で話を聞いて、その後どうやって働いていこうか悩んでいたのでアドバイスをしました。

 

その人は何年も悩んだ末に辞めていきました。今でもその人とはご飯を食べに行ったりしています。

 

皆さんも業務内容や人間関係に悩んだら、辞めて環境を変えるのも1つの手ですよ。

 

 

おしまい。