ろく先生の保育ダイアリー

30代男性保育士の日々と考えと、ときどき私生活

これでお別れ。最後の日。

こんばんは、ろく先生です!

 

 

3月31日。

 

この日は1歳児からの2年間受け持ったクラスの子どもたちとのお別れの日。

 

最近は「抱っこして!」が多くて、1人抱っこすれば「わたしも、わたしも!」と、結果2歳児を3人同時抱っこが続いていたな。3人とも女の子です。

 

この子たちは特に環境の変化に敏感で、自分たちが新しいところに行くことを喜びながらも不安がっていました。

 

キレイで可愛い制服が着られたり、初めての遊具で遊べるなど嬉しいこともたくさんあって早く新しいところに行きたがっていたのに、終わりの日が近づくにつれて自宅で「ろく先生と離れるの嫌!」と言っていたそうで。。

 

そんなこと言ってもらえるなんて本当に幸せ感じてます。

 

うちの保育所は普通の認可保育園と違って病院が経営する院内保育施設です。一応小学校上がるまでの未就学前までお預かりすることはできますが、なにせ狭い施設で定員も15名なので、友だちも多くはできないし、成長していく子どもにとっては窮屈であまり長居する場所ではないのかなと思います。

 

なのでうちの保育所では3歳児に上がるタイミングで他の保育園・こども園への転園を勧めています。

 

結果受け持った2歳児はみんな転園しました。

 

朝登園してきてお母さんたちが「今日で最後ですね。」「寂しいですがいっぱい遊んできてほしいです!」言って仕事に向かわれました。

子どもたちはいつもと変わらずで、速攻遊んでましたね~。

 

今年は桜の開花が早くて公園に行ったら桜満開で、最後に記念写真撮られて素敵な思い出ができました。

 

そして時刻は17:20。お母さんたちが揃って迎えにきました。

 

珍しく皆さん一緒だなあと思ったら、お母さんたちと子どもたちから色紙のプレゼントがありました!中身の半分は子どもたちの保育所での写真や家でのプライベート写真がたくさん貼ってあって、もう半分はお母さんたちからの寄せ書きがありました。

 

これは嬉しすぎる!「うちの子は先生のことが大好きで、保育所に行きたいではなく、ろく先生のとこに行きたいと言っており、本当に大好きなんだと思いました。ありがとうございました。」などと書いてくださってウルっときました。

 

入園してからのことを思い出しながら話していると、お母さんが涙を流し始め、それを見て僕も少し泣いてしまいました。基本的に人前では泣きたくないけど何年か振りに泣いてしまった。

 

本当に最後なんだなと思ったが、当の本人たちは変わらず子ども同士で遊んでたなあ。

7月には夏祭りがあるからそれにはぜひとも参加してもらって、久しぶりに会いたいと思います。きっとモジモジして話せないかもしれないけど、それでも会えることを嬉しく思う。その日まで元気でね。先生も同じ場所で待ってます。